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2005/12/04

怖かった思い出・・・

Fi2108048_0e_2 怖かった思い出・・・と言っても、心霊体験やヤンキーの集団にからまれた、ってな事では無くね。

俺が20歳位の時なんだけど、大学のサークル「軽音楽部」に3歳年上の天才Dr、Oさん(本当に神がかりだった。テープ送ったらANTHRAXのメンバーから誘いが来た程!)がいた。
なんというか、いわゆる不思議さんな方で、荒くれ者の集団の中で、一風変わった方だった。
音楽のセンスやDrに関しては、著しい力を発揮する(あと、とてつもない数の世界の首都も言えた^^)人だったが、大学にいるのが不思議な位、日常生活では不思議さんだった。
ドラム叩いてる時も、トランス状態だったな。

んで、そんなOさんに俺は大変可愛いがって貰ってた
バンド(音楽)にかける熱量や集中力に近いものがあったように思うし(センスや感覚ではとても及ばないけど)、根本的に馬鹿にして無かったから、だとも思う
(こういう紙一重の天才肌の人は、とかく馬鹿にされやすいので、サークル内でも表には出さないけど、心の中ではどこか馬鹿にしてる人もいたと思う。)

Oさんは面白いエピソードをたくさん持ってて(笑)、寝てる時にアパートの窓から差し込んできた、救急車の赤いライトを「UFOの光だ!」と勘違いして、隣に寝ていた同サークルの友人を「UFOが来たから逃げろ!」って叩き起こしたり・・・もう本当にイロイロetc...。

そんなある日、俺はOさんの家で酒も飲まずに音楽について語り合ってる時に、彼が某新興宗教を信仰してる事を聞いたのね。
バンドやってる奴は、クスリをやってたり、神を信じてたり、自分が神だと信じてたり(笑)、色々いるんで、そんなに珍しい事でも無いしね、俺はそういうの聞いても引いたりしないタイプなんで「あっ。そうなんですか。」ってなもんでね。別に。
特にOさんの場合は、逆に納得出来たりしてね(笑)
で、その後も彼が本州に行くまで、付き合いは続いたんだけどね。


Fi2108048_1e_2 そんなある日、彼に「一度、来てみないか?」って誘われたのね。
勿論、その場で「俺には全く必要無いものなので・・・」って断る事も出来たんだけど、やはりとても興味があったので(といっても、どんな場所にどんな人達が来ていて、どんな事をしているのかって事にであって、その新興宗教の教えなんかには興味が無かった)、興味本位である事の了解を得て、行ったのさ。
その某宗教の道場みたいなところに。

その日は夜10時からバイトがあったので、それに間に合うようにって事で、夜8時位から、人の罪(みたいなもん)について子ども用の絵本みたいなもんを、読まれたんだけど。ただのおばさんに。
当然、そんなもの自体に何も感じるところは無くね。絵本読んでもらって5,000円包んで、はい、終わり。みたいなもんで。

ちなみに、俺と一緒にその説明を受けてた(この宗教にまだ入信して無い人の最初のコースだったようなのね、その絵本。)‘いかにもそういうのが好きそうなちょっと気持ち悪いおっさんというには微妙な30代半ば位の人’はおばさんの説明に質問してた。
「その“光”とは白光ですか?それとも黄光ですか?」みたいなね・・・なんじゃ、そりゃ!?宗教マニアか、お前!?
おばさんも困って苦し紛れに「光は・・・・ただの光です。色はありません。」だってさ(笑)

ただね、びっくりしたのは、その後。
その絵本を読んで貰った部屋を出て帰ろうとした時にね、お祈りかなんかが終わった集団が‘わらわらっ~’と出てきて、明らかに新顔の俺を見つけて、うじゃ~って寄ってきたんだわ。彼ら。
その集団の顔に貼り付いた、型としての笑顔。
気持ち悪かった。
人間らしさが全く無い笑顔だった

その薄気味悪い笑顔達が、口々に俺に向かって「もう入ったんですか?絶対入った方が良いですよ。私もそうなんですが、ここに来るようになってから本当に幸せなんです。あなたも絶対幸せになれますよ・・・」
俺は彼らの終わりの知らない言葉を書き分けて、逃げるようにそこを出た。

まじで、怖かった(笑)

きっと、彼らが言うところの罪悪である何かを禁止してしまうって事は、良くも悪くも‘人間らしさ’を奪う事なんじゃないだろうかって、その顔々を見て直感的に思った。
あと、新興宗教を信仰してる人に割と多いように思うんだけど、簡単に「幸せになれる」とか、とにかく「幸せ」ってキーワードを多用する人がいる。
でも、そんな幸せな彼らを見ても‘全く羨ましく無いのは、何故だろう?

きっと、そんな事は各々が考え、見つけ、感じ、思い、創造する事であるべきだと俺は思ってるからだと思う。

殊、宗教が根付いてないこの国で、それを自力で見つけ、創造する事を放棄して、よりによって新興宗教の神さんにその幸せを補って貰っていながら、それを自認出来ない馬鹿で、人生に対して非力な人間に、「あなたの為なんだから・・・」なんて教えを請いたくは無いのであるよ、我輩は。

勿論、宗教を軽視している訳じゃないよ。
旧約聖書を基に、イスラム教、キリスト教。
仏教をはじめとする、時の洗礼を受け、それでもこの世界に生活の一部として根付いてる数多の宗教には敬意を払うし、複雑な問題も孕んでるし、信仰するという事を肌で感じていない俺には何も言えない。
それで戦争が起きたり、人が死んだりもするんだからさ。

でも、宗教が根付いてない日本っていうこの国で、例えば両親が何かを信仰してて、身近に宗教があった。なんていう場合を除いたらさ、新興宗教はやっぱり特殊だよ。
というか、それに嵌まっている人達の多くが、正直言って気持ち悪い顔つきになってる
ように俺は感じる。



Fi2108048_2e そんなこんなで、道場を出た俺と先輩は・・・物凄く走った。
なぜなら、俺のバイトに遅れそうだったから。
「やばいっすよ。まじで遅れるかも・・・ギリギリですよ。」
って、猛ダッシュで地下鉄の駅を目指す俺に、彼は「大丈夫!(この神を)信じれば間に合う!」って自信を持って言った・・・・。

この感覚には、ついていけない。って思った。
俺は信者じゃないのに・・・。
神さん信じたら、地下鉄に間に合うってか!
違うよ。
足が速いか遅いか、走り続ける体力が有るか無いか、の問題でしょ。

ちなみに、この某新興宗教の道場に行った時、先輩が長髪と薄汚れた服と、穴の開いたジーンズを注意されてた。
宗教に髪の長さや服の良し悪しの見かけが関係あるのか
↑教義ではなく、一般常識として注意されてた。
それから、この宗教の教義みたいなものを書いてある本は、粗末に扱っちゃいけないらしく、家に置いておくだけでも良い(幸せになれる)らしい。
いやいや、本はただの紙とインクだよ。
教えを粗末にするのは、いけないけどさ、本を置いてるだけで効果があるなんて・・・
消臭剤じゃないんだからさ(笑)

こういう本質からかけ離れた、形骸化した事ってさ、きっと他の宗教でもありそうだけどね。
開祖さんがそういう現状見たら悲しいだろうね、きっと。



Fi2108048_3e とりあえず現時点で(今までも)、俺には宗教は必要無い。

ちなみに、この記事は宗教を否定しているものでは無くあくまで俺自身が出会った新興宗教(もしくはそれ以外でも)を信仰している多くの個人の考え方や在り方に賛同出来ないって言う事を書きたかったものです。
もし、歴史の浅い何かを信仰している方がこの記事を読んで不快になってしまったら、すいません。
あくまで、新興宗教ではなく、個人に対して思った事ですので、誤解無きようにお願いします。
但し、出会っていたら、あなたの事を同じように感じていたかもしれないのは否定出来ません。
でも仲良くなれてた可能性もある事も否定しません。Oさんのようにね。
ま、そういうお話ですわ。

↑この記事の内容はOさんを非難している訳じゃ~無い。(きっぱり!)
ただ、カンに触る笑顔を振りまく奴や言葉を吐く奴が出会った中で多かったって事ね。

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