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2009/11/15

綾辻 行人 「Another」 流石の一冊!

04874003こんちは~。TSURUですよ、と。

さて、俺の大好きなミステリ作家。

綾辻 行人の新作「Another」が出てたんで、早速読みました。
この人は、遅筆なんで、なかなか新作が出ません^^

しかし、流石だわ、ホントに。
今作は、所謂、犯人当てでは無い。
この作品を称して、“学園ホラー”などと一言で片づけられがちですが、全然違うよん。
あくまでも、ミステリ作家が書いた、ホラーエッセンスをほんの少しだけ効かせた、小説です。

だから、全然、ホラーな恐さはありません。
あくまでも、作中の謎が、一気に解消するカタルシスが魅力です。

この人の作品は、例えば、乱歩のような妖しさが漂ってるのが、特徴。
近年は、その妖しさに磨きがかかってる。

俺は、時刻表トリックだの、刑事だの、あまりにも現実に則し過ぎてる推理小説は、好みじゃ無くてね。

特に、綾辻作品は、他の本格ミステリ作家(探偵が活躍するような昔ながらのやつ)さんとは違って、現実には無い“その場だけの不条理な法則”が舞台になってる事が、多いのね。
だけど、それはあくまでも“舞台(設定)”だけで、その上に構築されてる謎は、ちゃんと、というよりも設定がそうだからこそ、尚更、論理的に解き明かされます。
しかも、その不可思議な設定さえも、きっちりと法則はあって、作中で提示されてるそれらの条件は、フェアに書かれてる。
だから、設定の不思議さを隠れ蓑にして、ガッカリさせられる事は、無い。

そして、そういう設定があるからこそ、舞台が学園だろうが、携帯電話があろうが、作中に霧のように妖しさが、漂ってるんだな。

頁数にして、700弱(原稿用紙1,000枚超え)の長編なんだけど、良いテンポで読めます。

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