「愚息」 元KATZEの中村 敦と尾上 賢のバンド形式ユニット
さて、前回のN・M・Aの記事に引き続きKATZEの現在形についてね。
Voの中村 敦と、Grの尾上 賢が組んだバンド形式ユニット「愚息」。
このアルバムは、尾上がアコギを弾きまくって、その音の上で中村 敦が、これまた彼らしいメロディーと声で、思うがままに唄ってるって感じの曲が多い。
彼の野太い叫びは、鳥肌が立つね。
イメージ的には、KATZE解散後に中村が、元SHADY DOLLSの塚本 晃と組んだユニット「HEAVEN」の雰囲気が近いかも。
これもやっぱ、前作の雰囲気を継承してるアルバム。
ただ、歪みをかけたGrの音がちょっと増えてるかな。
やっぱ、GrとVoのユニットって事で、N・M・Aのストレートなサウンドに比べると、使ってるコードなんかが複雑なんで、メロディーラインや雰囲気がちょっと洒落てる感じがするかな。
そんで、それに伴って、彼の叫びもちょっと減ってる。
「HEAVEN」の2ndアルバム「UNNATURAL GROOVER」に、音の雰囲気は近いかな。
1st、2ndアルバムともに、リズム楽器は、極力使われて無いのも特徴的。
そして、正式な3rdアルバム扱いにはなって無いんだけど、実際的にはそういうアルバム「NAKED SONGS」。
これは、一転してバンドサウンド。
N・M・Aに雰囲気が近い。
サウンドとメッセージが、直結して全面に出てくる感じ。
4曲目の「MONKEY」は、もう圧巻。
ただし、歌詞カードは同封されて無くて、サイトにて確認出来るってシステム。
あくまで‘聞いて’感じて欲しいのかな?などと想像してみるとね、それはそれで、彼らの意志が感じられる気もする。
かつて、ケツが青いガキだった俺に、生き方としてのRock'n'Rollを示してくれたKATZE。
あれから約20年経って、今の彼らが、今の俺に聞かせてくれるRock'n'Rollは、やっぱ熱くてカッコ良い。
俺は、センスやカンの良さを評価される事が、正直言って多いんだ。
でもね、それは実は、ちょっと違う。と、俺自身は思ってる。
裏で、考えて考えて考えて、自分を疑って・・・そして、そういう部分は、あまり人に見られたくない。
し、それなりに修練はしてるんだよ。やっぱね。
自分の価値観や軸を立てようと思って、それに挑む時にさ、必然的にセンスやカンもね、行動規範っていうかたちをとって、出てくるんだと思う。
だから、センスとかカンってのは、ある意味、価値観の表れだと思うんさ。
って事は、ルールが無い人間には、当然、センスもカンも感じられないんだと思う。
俺の軸は、Rock'n'Rollerで有り続けれるかどうか。この一言のみ。
そして、それを説明する言葉は、ホントは、何万語あっても足りゃぁしないって事なんだよね。
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