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2011/05/05

山本 周五郎の「樅の木は残った(上・中・下)」

はい、TSURUです。こんばんは。

37歳になった今の俺だから、共感というか、素直に師事出来る本。
51haxz1conl__aa115_山本 周五郎の「樅の木は残った」。

伊達騒動(俺は知りませんでした。江戸時代前期の伊達氏:仙台藩のお家騒動)の山本 周五郎的な新解釈と物語付け。

本当に大事な目的を全うする為に、‘何処に拘るのか’が、問われている。

51qlnucivl__aa115_この物語は、これまで悪人として書かれて来た「原田 甲斐」を主人公に据えて、また違う解釈を盛り込んだモノ。

問題は、その新解釈が正しいものかどうかじゃ~なくてさ、新解釈を当て嵌めたこの物語が、“物語として、読者に何かしらのモノを残せるか”だと、思う。俺はね。

61yxv2xsasl__aa115__2そーゆー意味で、この小説は凄い。

武士として、“共有されている武士らしさに酔いしれて、(極端な行動を起こして)華々しく散る事には、確かにある種の美しさが有るかもしれない。でも、それで自分が守りたいものが本当に守れるのだろうか。”

孤独で、地味で、決して愉快では無く、報われない主人公の行動。
そこには、一瞬の美しさは、決して無い。

でも、そうやって泥に塗れて生き抜いた人間の生き様、その人が残した何かは、ある種の荘厳な気高さを纏った美しさがある。と、思える作品。

今、俺自身が、一番自分に欲していて、身に付けたいものが書かれていた。
山本 周五郎の作品は、もう何年も前から読んでいたのに、今この作品に出合った事に、“呼ばれた感”を感じずには、いられない。

ま、安易に本の中の主人公と自分を重ね合わせて、何かを得た気持ちになって、その実、逃げ込んでいる な~んて事にならんように注意せんととダメだけどね(笑)

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